ほっさんのちょっといい話の最近のブログ記事
ごあいさつ
2010年に東京は新宿の曙橋に誕生した当店が、オープン5周年を迎えることになりました。
これもひとえにご支援いただきましたみなさまの...
いや、そういうおハナシは店長とオーナーにお任せしましょう。
いま振り返ると、よく5年も居させてもらえたなと思います。それは、東京新宿にお店として、でもあり、この業態で飲食店として、でもあり、私自身が当店に、という意味も含まれます。
意気込んでオープンしたはいいものの、2010年の秋、早くも運営上の(おそらく、第一の)壁に当たりました。 多くの方がそうであるように、私たちもまた、理想と現実のコントラストを突きつけられ、何らかの方向転換を余儀なくされました。
そのとき、今思えば何の確証も、自信も、経験も実績も、コネクションも、お金も、先の見通しも全くなかったのですが
「このお店はすごい場所になる気がする(だから、やれるところまでやってみよう)」と、林店長(現オーナー)と、初代キッチン担当の野中さんと、3人で話しました。
以降イベントの編成やメニューの内容に変化はあれど「みんなで楽しく、仲よくできる、温かい大人の遊び場である」という、このお店の(ある意味、抽象的で幼稚な)コンセプトについてだけは決して曲げず、日々の運営をしてまいりました。
それは、世の中にそんなお店があったら確かに「すごい場所」だと信じることができた3人だったから。
ちょうど今、私が店内のカウンターでこのごあいさつを打ち込んでいる傍ら、店内では「オールナイトTRPGイベント」が開催されています。
ふと、こうしてモニターから顔を上げると、満席の店内と皆さんの活気のある表情が視界に入ります。どこからか笑い声が聞こえ、周りに広がっていきます。
あのとき志した「すごい場所」になれているかどうかはわかりません。でももし叶うなら、この光景を1800日前の私たちに観せてあげたいですね。
あれからたくさんの出会いがありました。
現店長の井上君との出会いもそのひとつで、彼の踏ん張りでこそ今のお店が形づくられていると言うしかありません。結構なブラックめの労働環境にもかかわらず、尽力してくれてありがとう。
以下スタッフの皆、いつもありがとう。周年のあれこれが落ち着いたら飲みに行きましょう。
日頃より力強いお力添えをいただいておりますお取引先の皆様、ありがとうございます。いつも無茶振りをしてしまってすみません...。
林オーナーには様々な経験とそこからの成長のきっかけをいただき、感謝しております。
何よりお店を愛してくださるお客さま、みなさま。
もはや感謝の2文字やありがとうの5文字では表せない気持ちでいます。ここから概算で12時間47分03秒くらい延々とあれこれ感謝し続ける訳にもいきませんので、私の好きなお寿司のネタでも書いておきますね。ウニです。
もう、3人のお店ではありません。
「みんなで楽しく、仲よくできる、温かい大人の遊び場」そんな場所に共鳴する、すべての方の、そしてあなたのお店です。
そして、これからのGame café&bar Ninety.にも、どうぞご期待くださいね。
平成27年8月9日 AM3時Ninety.店内にて、絶えない怒号や断末魔?を聞きながら
保坂いずみ